衛生管理者試験労働生理のポイント
《労働生理》
☆衛生管理者試験 労働生理のポイント
皮膚
皮膚で感じる感覚は、
触った感じ(触覚)、痛み(痛覚)、圧迫された感じ(圧覚)、
温かさ(温覚)、冷たさ(冷覚)等がある。
皮膚における感覚点の中では、痛覚点が最も密度が大きく、
体のいたるところに広く分布している。
温度感覚は、一般に冷覚のほうが温覚よりも鋭敏である。
したがって、温かさは徐々に感じるが、冷たさはすぐ感じる。
☆第1種衛生管理者試験・第2種衛生管理者試験要点☆
聴覚
耳は、外耳、中耳、内耳に分けられる。
・内耳
内耳は蝸牛管、前庭、半規管からなる。
蝸牛管というカタツムリの形をした器官が音の情報を受けて、
内耳神経を経由して大脳に伝え、音を感じることができる。
前庭と半規管の大きな役目は平衡感覚である。
耳で感じとれる音の振動数は、20〜20000Hzであり、
このうち、会話音域は500から2000Hzである。
なお、振動数の少ない音を低く感じる。
鼓膜は、外耳と中耳の中間にある。
視覚
■近視眼
眼球の長軸が長すぎるために、
平行光線が網膜の前方で像を結ぶものを近視眼という。
■遠視眼
眼球の長軸が短すぎるために、
平行光線が網膜の後方で像を結ぶものを遠視眼という。
■正視眼
眼に入ってきた平行光線が、水晶体で屈折し、
網膜上に正しく像を結ぶ場合を正視眼という。
エネルギー代謝率
エネルギー代謝率は、作業に要したエネルギー量が
基礎代謝量の何倍に当たるかを示す数値である。
エネルギー代謝率は、動的筋作業の強度をよく表す指標として役立つ。
エネルギー代謝率で表した作業強度は、
性・年齢・体格によって大きな開きがない。
基礎代謝
基礎代謝量とは、生命を保持するために、
最低限必要なエネルギー消費量のことである。
これは、覚醒(目を覚ましているとき)、
横臥、安静時の測定値で示されることになっている。
成人男性の基礎代謝量は、一般に女性より大きい。
基礎代謝量は、人種、体格、年齢、性等で異なる。
基礎代謝量は、同姓、同年齢であれば、体表面積にほぼ正比例する。
アドレナリン
アドレナリンは、心臓の自動中枢に作用して、心拍出量を増加させる。
アドレナリンは、肝臓のグリコーゲン分解を促進する。
アドレナリンは、血液中の糖の濃度を上昇させる。
アドレナリンは、筋活動が円滑に遂行されるように身体の態勢を整える。
筋労作時には、副腎髄質からのアドレナリン分泌が増加する。
灰白質と白質
脊髄の神経細胞には、中心部の灰白質と外側の白質とがある。
神経細胞が多数集合した部分は灰色に見えるので灰白質といわれ、
神経線維の多い部分は、白く見えるので白質といわれる。
末梢神経系
末梢神経は、体性神経と自律神経からなる。
■体性神経
体性神経には、知覚神経と運動神経がある。
■自律神経
自律神経は、不随意筋に分布していて、
生命維持に必要ないろいろな作用を無意識的・反射的に調整する。
一般に昼間は交感神経が働き、夜間には副交感神経が働く。
中枢神経系
中枢神経は、脳と脊髄からなる。
■小脳
運動及び平衡機能を調節する中枢がある。
小脳を侵されると運動失調を起こし、歩行困難になったり、
平衡バランスが悪くなったりする。
■大脳
大脳皮質は中枢としての働きを行うところであり、
運動、知覚、聴覚、視覚、味覚、言語の各中枢がある。
・運動性言語中枢
言語運動に必要な筋に命令を出す中枢神経であり、
この中枢に障害を受けた人は、声は出せても、
まとまった言葉として話せなくなる。
■脊髄
脊髄は、脊骨(脊柱)の中を走っており、骨によって保護されている。
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